スイスの老舗メゾンとして知られるショパールの中でも、代表格と言えるのが「動くダイヤ」が特徴のハッピーダイヤモンドやハッピースポーツのシリーズです。ダイヤモンドが文字盤の上を自由に揺れ動く独自のデザインは、ジュエリーと時計の境界線を溶かしたような華やかさが魅力で、日本の芸能人にも愛用者が多いと言われています。
この記事では、ショパールの時計の歴史やブランドストーリー、代表的なコレクションの特徴、そしてショパールの時計を愛用しているとされる芸能人についてまとめてみました。
ショパールの時計ってどんなブランド?
ショパールの時計は、スイスのソンヴィリエでルイ・ユリス・ショパールが1860年に創業した老舗メゾンにルーツを持つブランドです。当初は高精度な懐中時計やクロノメーターで知られ、スイス鉄道やロシア皇帝のツァーリ・ニコライ2世の顧客もいたと言われるほど、精度と信頼性の高さで評価されました。
ショパールは1937年にジュネーブへ拠点を移し、その後1963年にドイツの金細工師カール・ショイフレ3世が買収したことで、現在の時計とハイジュエリーを両輪とするスタイルが確立されたとされています。現在でも家族経営を続けており、自社でムーブメントを製造するL.U.Cシリーズや、ハイジュエリーと一体化したラグジュアリーなショパールの時計を展開している点も、ファンから支持される理由のひとつです。ジュエラーとしての顔と時計ブランドとしての顔を併せ持つスタイルは、カルティエと並べて語られることもあります。
動くダイヤの誕生とハッピーダイヤモンドの魅力
「動くダイヤ」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ショパールのハッピーダイヤモンドコレクションではないでしょうか。1976年、デザイナーのロナルド・クロフスキが森の中で見た水しぶきのキラめきからインスピレーションを受け、ダイヤモンドが2枚のサファイアクリスタルの間を自由に動くデザインを考案したとされています。
ショパールのコンセプトとして有名な言葉に「ダイヤモンドは自由でいる時にこそ一番幸せ」というメッセージがあり、この思想がハッピーダイヤモンドの核心にあります。透明なサファイアの中をダイヤがくるくると踊るように動くことで、光の入り方や手首の角度によって表情が変わり、単なる宝石付きの時計では味わえない遊び心が感じられます。
さらに、ハッピーダイヤモンドのコンセプトは時計だけでなく、ハートやクラウン、アニマルモチーフなどのジュエリーにも広がり、1985年には動くダイヤを閉じ込めたピエロのチャームが大ヒットしたと言われています。ショパールの時計の中でも特にアイコニックな存在であり、年齢を問わず「身につけると気持ちが明るくなる」と感じる人が多いのも納得のデザインです。
ハッピースポーツ誕生の背景とは
ハッピースポーツは1993年に誕生した、ショパールの時計の中でも特に人気の高いレディースコレクションです。ステンレススチールのスポーティなケースに、ハッピーダイヤモンドの「動くダイヤ」を組み合わせるという発想は、それまでのラグジュアリーウォッチの常識をいい意味で裏切るものでした。
このコレクションを生み出したのは、現共同社長でありアーティスティックディレクターのキャロライン・ショイフレで、彼女は「ジムにもオフィスにもディナーにもそのまま着けていける時計が欲しかった」と語っているそうです。実際にハッピースポーツは、カジュアルなデニムにもドレスにも合わせやすく、オンとオフを軽やかに行き来できる万能さが特徴です。
デザインとバリエーションの豊富さ
ハッピースポーツの魅力は、文字盤の上を踊るムービングダイヤモンドと、バリエーションの豊富さにあります。ステンレス×ローズゴールドのコンビケースや、マザーオブパールの文字盤、レザーストラップやブレスレットなど、素材の組み合わせ次第で雰囲気がガラッと変わります。
例えば、マザーオブパールダイヤルに7粒のムービングダイヤを配したモデルは、角度によって虹色に輝く文字盤と、自由に転がるダイヤが相まって、とてもロマンチックな印象です。一方で、ネイビーダイヤル×ステンレスケースのモデルは、キリッとした知的な雰囲気の中に、ダイヤがさりげなく遊び心を添えてくれるデザインと言えそうです。
最近はケース径33㎜のシリーズも登場し、黄金比に基づいたバランスの良いサイズ感が評価されているとのことです。「ジュエリーライクな存在感が欲しいけれど、普段もガンガン使いたい」という方には、ショパールの時計の中でもハッピースポーツが特にハマりやすい選択肢になりそうです。
L.U.Cシリーズに見る本格機械式の一面も!
ハッピーダイヤモンドやハッピースポーツの印象が強いショパールですが、実は本格機械式時計の分野でも高い評価を受けています。その象徴が「L.U.C」シリーズで、こちらは自社製ムーブメントを搭載したハイエンドラインとして、時計好きの支持を集めています。
ショパールは1990年代に自社ムーブメント開発に踏み切り、1996年に第1弾となる自動巻きムーブメントを発表したと言われています。L.U.Cシリーズでは、マイクロローター搭載の薄型モデルや、高精度を保証する公認クロノメーター認定を受けたモデルなど、技術的にも見どころの多いショパールの時計がラインナップされています。
見た目はシンプルなドレスウォッチですが、裏蓋から覗くムーブメントの仕上げは非常に丁寧で、手作業による装飾も多く採用されています。ジュエリー寄りのブランドというイメージを持っていた方ほど、L.U.Cを知ることでショパールの時計に対する印象が良い意味で変わるかもしれません。
ショパールの時計を愛用する芸能人とアンバサダー
最近ではラグビープレーヤーの稲垣啓太さんが「Alpine Eagle」のアンバサダーとして取り上げられるなど、メンズラインでもブランドの顔となる存在が増えています。クラシックなL.U.CからスポーティなAlpine Eagle、そしてハッピーダイヤモンド系のレディースまで、幅広いラインでセレブリティに支持されている点も、ショパールの時計の注目度の高さを物語っています。ショパールの時計を着用している芸能人として、複数の名前が挙がっています。
浅野忠信
L.U.C XPSをカンヌ国際映画祭のレッドカーペットで着用していたと紹介されています。
引用サイト:おとなの腕時計
戸田恵梨香
広告内でハッピースポーツ オーバルを身につけており、楕円形ケースのエレガントなモデルが印象的です。
引用サイト:PiAZO
中村アン
ステンレスと18Kローズゴールドのコンビケースのハッピースポーツを広告で着用し、「ハッピーダイヤモンド」を体現する女性のひとりとして紹介されています。
引用サイト:OKURA TOKYO
新木優子
クリスマス限定のハッピースポーツやハッピーダイヤモンドのジュエリーを、ファッション誌の特集で着用しています。
引用サイト:ELLE ONLINE
ショパールを身に着ける海外セレブ
海外に目を向けると、ショパールの時計やジュエリーはレッドカーペットの常連とも言える存在です。カンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーを1998年から務めており、多くの俳優や歌手がドレスとともにショパールを身に着けています。
ジュリア・ロバーツ
ハッピースポーツのキャンペーンアンバサダーとして、ムービングダイヤの魅力を表現する動画などに登場しています。
引用サイト:VOGUE
リアーナ
2017年のカンヌ映画祭で、全面ダイヤモンドのショパールの時計を着用していたと紹介されています。
引用サイト:おとなの腕時計
マリオン・コティヤール
ダイヤモンドをふんだんに使ったスクエアケースのショパールの時計を着用していたとの記述があります。
引用サイト:おとなの腕時計
まとめ
動くダイヤで知られるショパールの時計は、ラグジュアリーでありながらどこか遊び心があって、つけている人の気持ちまで明るくしてくれるような魅力があります。1860年創業の確かな歴史と、自社ムーブメントによる本格機械式ライン、そしてカンヌや世界中のセレブに愛される華やかなイメージが組み合わさって、単なる高級時計以上の存在感を放っていると感じます。日本の芸能人の着用例などを参考にしながら、自分のライフスタイルや好みに合うショパールの時計を探してみると、長く付き合っていける「相棒」のような1本に出会えるかもしれません。









