近年、腕時計の人気なモデルは価格が高騰していることもあり、身につけるアイテムとしてだけではなく、投資の対象として保有する人も少なくありません。
日本が世界に誇るハイクオリティ時計ブランドのグランドセイコーも、その対象として世界中のコレクターや資産家から注目を集めています。
そこで今回は、そんなグランドセイコーの資産価値はどれほどのものなのか、特に入手難度が高い3大レアモデルを詳しくご紹介していきます。
グランドセイコーの資産価値って実際どうなの?
まず結論から言うと、グランドセイコーの腕時計には資産価値があります。特に近年では、時計を「資産」としてとらえる動きが広がっており、グランドセイコーもその対象として世界中から注目を集めているのは間違いありません。
ただし、資産価値という面においては、ロレックスなどの「投資」や「ステータス」という側面で選ばれる時計ブランドとは異なり、「高品質なものを長く愛用したい」というユーザーに好まれる傾向があり、グランドセイコーは価格の上昇を期待して購入するよりも、いざというときに安定した価格で売却できる安心感があると言う点で資産価値が高いと言えます。
資産価値が高い理由とは
グランドセイコーの資産価値が高いと言われている理由はいくつかあります。ここではその理由について少し深堀していきましょう。
リセールバリュー(換金率)が高い
まずグランドセイコーの資産価値が高い大きな理由として、リセールバリュー(換金率)が高い点が挙げられます。
一般的に高級時計の換金率は、定価ベースの10%〜30%ほどが相場だと言われており、例えば定価が100万円の高級時計を売る際には、およそ10万〜30万円ほどの買取価格になります。しかしグランドセイコーの場合、状態にも左右されますが定価の40%~60%と高い換金率で取引されることが多いです。
もちろん、製造本数が限られている限定モデルなどは、希少性の高さから定価以上のプレミア価格が付くこともあります。
世界に誇る国産の技術力
グランドセイコーは、独自開発したハイビートムーブメントやクォーツムーブメントなどといった革新的な技術で、時計大国スイスの高級時計に肩を並べるほどの評価を世界で得ており、この確固たる技術力と、日本ならではといえる繊細なデザインは国内外の時計マニアたちから高い評価を受け、その信頼度は非常に高いものとなっています。
また、グランドセイコーは「実用時計の最高峰」というブランドコンセプトを掲げている事からもわかる通り、その高い品質と価格帯からコストパフォーマンスの良さは世界トップクラスと言えることも人気の高さの秘密でしょう。
国際的なブランド力の高さ
グランドセイコーは、先ほどご紹介したように独自のムーブメント技術を持っており、これはスイスの名門ブランドでも再現できないほどの制度を誇っています。特にスプリングドライブは他に類を見ない革新性として、海外の時計愛好家から絶賛されるほど。
日本のブランドですが、アメリカやヨーロッパ、アジアなどで正規店を展開しており、ラグジュアリー市場でその存在感を強化しています。また、海外の著名人にも愛好家が多く、ブランドのステータスが向上しており、今後もますます注目されることは間違いないでしょう。
ちなみにスイス時計協会が発表した2020年の輸出額ランキングにおいて、アメリカではロレックスとオメガに次いでグランドセイコーが3位に輝くなど今現在でも高い知名度を誇ります。
3大レアモデルを紹介!
グランドセイコーの中でも、特に入手難度が高い”3大レアモデル”をご紹介します。これらはコレクター達が喉から手が出るほど欲しいモデルなので、今後もますます価値が上がっていくものと予想されています。
初代グランドセイコー プラチナケース(J14070)
セイコー時計の最高峰という命題のもと1960年に誕生したグランドセイコーの初代モデルはケース素材に18金を使用しており、発売当時25,000円という大卒初任給よりも高く庶民には高価な存在です。そして翌年にはプラチナを使用したモデルも発売され、その価格は140,000円という高級品でした。
当時の生産本数もごくわずかという事もあり、限られた顧客にのみ販売されていた可能性が極めて高く、特にプラチナケースモデルは中古市場でもめったに目にすることのできない入手難易度が非常に高いモデルとなっています。
グランドセイコー 2ndモデル 5722-9000
グランドセイコーの2ndモデルである5722-9000は、「グランドセイコーのスタイルが確立されたモデル」と評されており、外観が現行モデルに近く馴染みのあるデザインなのが特徴です。
1967年に登場したモデルですが、そのデザインからアンティーク感がなく現代でも使用しやすいデザインゆえに人気があり、復刻品も発売されるなど歴史的な価値も高いです。
グランドセイコー2ndモデルも、初代モデルと同様に生産本数が少なく手に入れることは非常に難しいでしょう。
グランドセイコー 6185-8010 VFA PALLADIUM400 / SILVER300
グランドセイコー 6185-8010 VFAの「VFA」とは、「Very Fine Adjusted(特別調製品)」の略称で、当時のグランドセイコーが定めていた精度規格の最高峰に位置するものです。これは時計大国スイスのクロノメーター規格をはるかに凌駕する”月差±1分”という驚くほど正確な精度を誇っています。
さらにこのモデルはケースの素材に「銀パラ(銀パラジウム合金)」を使用しており、当時のセイコーが実験的に使用した素材のため、その後のモデルでは見られなくなります。そのこともありレア度が高く、現代のコレクターから高い評価を得ているモデルです。
まとめ
近年、腕時計を資産ととらえる動きが広がっていますが、日本が世界に誇るハイクオリティ時計ブランドのグランドセイコーも資産価値が高い時計として世界中の時計愛好家から注目を集めています。
ただし、「購入時よりも価値が高くなる」という投資対象としてではなく、その安定したブランド力と人気によって価格が下がりにくいという意味での資産価値の高さです。
中には非常に入手難度が高い限定モデルも存在しており、それらは販売当時に比べて価格が上昇しているものもありますが、世界中のコレクターたちが狙っているので手に入れることは困難を極めるでしょう。
もし資産としてだけではなく、高品質で実用的な時計を探しているのであれば、グランドセイコーはおすすめのブランドと言えます。









